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2008.11.04 (Tue)

リハビリ

00。粛々と楽しみにしています。
ミスターブシドーは愛称ではなく、きちんと名前なんだ…。わー(ぬるく愛でる目)
セカンドシーズンになってからというもの、ティエが非常に萌えキャラになりました。
なりふりかまわず猪突猛進だった子がいろいろ思うところがあって、
時間を経て成長したりする姿は非常にもゆる。空白の4年を思うともえもえする。



えー弱りきった物書き筋力を鍛えるためにはとにかく文章を書かねば、
ということで、テーマがあるわけでも萌えがあるわけでもない
淡々とした風景から書いてみました。
くべんです。たぶん。


【More・・・】

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無機質な音が、まどろみの中に割り込んでくる。

浮上する感覚と漂う錯覚。
ずっしりと重い身体と頭は夜が白み始めるまで書物を捲っていた代償。
まだ夢現に留まりたいという身体の主張のままに、目覚まし時計を
止めるのは日常茶飯事になっていた。

「……う…ん……」

望美さんの世界に留まって、一番素晴らしくて一番厄介であったのが
夜を明るく照らす照明の存在だと思う。薄暗く、風にすら危うく揺れる灯りの元、
小さくなりながら書物を捲っていったあの頃とは違う、真昼のように鮮やかな光。

興味深い資料や知っておくと便利な知識が溢れるこの世界で
知的好奇心に従えば、眠る時間など殆どなくなってしまう。
ましてや、望めばいつでも真昼の明るさのもとでそれらを
吟味することができるという。
そこまで恵まれて尚、自らの愚かな習性に抗えるほど自分は
辛抱強い人間ではなかった。

「……けいっ!まだ……のか?!」

包まった寝具の温もりと静寂に安堵し、再び意識が沈みかける頃合、
遠く聞き慣れた声がした。

騒がしく、それでも耳に優しい声。
惰眠への誘いを断ち切るように再び。

「弁慶!!もう起きる時間じゃないのか?!」

はっと現実に引き戻されて、瞼開くと窓からは眩いばかりの朝の光。
朝を反射して輝く、君の少しだけ短くなった、それでも長い髪。

「……くろう…おはよう…ございます」
「まったく…こちらの世界に来てからと言うもの、すっかり寝汚くなったな」
俺はお前の目覚まし時計か、とぶつぶつ膨れる九郎の顔に目を細める。

それは、ある意味平和であるという証。
そしていつの間にか君が毎朝起こしてくれるようになった、
そんなささやかで幸せな瞬間を迎えるための言い訳。

「今日は一緒に出かける約束だろう?朝食にしよう」

そうやって去っていく後ろ姿に、手に入れたこの一瞬の幸福を噛み締める。
あの時空でも、そして遠く離れたこの時代でも
いつでも僕の夜明けは、君と共に訪れる。


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